振袖のマナーとしぐさ
ポイントはつま先
つま先同士を軽くつけ、頭を上に引っ張られているイメージで背筋を伸ばします。
バックは左手で持ちます。右手は上前がはだけないよう、着物の前をおさえられるように空けておきましょう。
手の位置
・立つ・・・手は横に置き、体に軽く沿わせます。
・歩く・・・手はあまり体から話さず、手を振らずに歩きます。
・写真撮影・・・手は前で軽く組むor指先を少し曲げて自然に下ろす等
写真の撮られ方
・体は少し斜めに、左側を前に立つと着物の柄がキレイに写ります。
・足はつま先を揃えて立ち、左足を半歩後ろに引きます。
・椅子に座って写真を撮る場合は、椅子に浅く腰掛けます。足は立ち姿と同じく!!袖のねじれ、着物の袂があがっていないかをチェック!
※外股、腕組の立ち姿はNG!! 振袖マナー違反ですよ
ポイントは振袖の袖の処理と、背もたれに寄りかからないこと
- バックを椅子の背に置きます。
- 立ったまま、下前側(右側)の袖を身頃の正面に重ねます。
- 上前側(左側)の袖も同じく、身頃の正面に重ねます。
- 右手で重ねた袖2枚の右側を重ねて持ち、左手で重ねた袖2枚の左側を持ち、片足を引いて静かに腰を下ろします。
- 手は重ねた袖の上に、軽く重ねておきます。
※振袖の帯を崩さないように浅く椅子に腰掛けるのがマナーです。
ポイントは前かがみは厳禁。ふくらはぎを見せない
- バックは左手の手首にかけます。
- 左右の袂をまとめて、左手にで 重ねて持ちます。
- 体をまっすぐにしたまま、右手て振袖の上前を軽く引き上げながら、ゆっくりと上ります。(※着物の裾が汚れにくくなります。)
※バックを腕にかけるのはマナー違反です。気をつけてね。
ポイントは背を向けお尻から
- バックや手荷物を、先に車内に入れます。
- 車に背をむけて立ちます。
- 左右の袂をまとめて、左手にで重ねて持ちます。
- 右手で軽く上前を押さえながら、上体を倒してお尻をいれ、浅く腰掛けてから頭を入れます。
- 右手をシートについて、両足を引き上げながら半回転して前を向きます。
※椅子の場合と同じく、帯をつぶさないように浅く腰掛けてね。
ポイントは腕は見せずに上品に
・つり革につかまる・・・片手でつかまり、袖口をつまみます。
・携帯電話を持つ・・・袖口にそっと手を添えて押さえます。
・乾杯をする時・・・グラスを高く上げすぎない、体から遠く話さないで持ち、袖口をそっと押さえます。
・タクシーを止める・・・腕が肩よりあがらないように気をつけて手をあげ、腕がでないよう袖口を押さえます。
※振袖の時は腕や足をできるだけ見せないのがマナーです。
ポイントは大きめのクリップ
- 長い袖の袂(たもと)を両方とも、帯締めにはさみます。
- 上前、下前の順に裾(すそ)をめくりあげていき、後ろの裾までめくりあげたら、クリップ又は洗濯バサミで帯と一緒に前で留めておきます。
- 長襦袢も同様に、裾をめくりあげたら、落ちないように片手で持ちます。
※腰紐よりも上は動かさないように、気をつけてめくっていきます。
※手を洗う時は、袖口を軽く折り曲げて洗うと汚れにくくなります。
成人式当日のご予約は、よい時間から埋まっていきます